世の中は三日見ぬ間の桜

主にシャドウバースの特殊フォーマット「2Pick」に関する内容を主に取り扱ってきます。

PaR2Pick支部のシャドバ新弾カード考察その3

 こんにちはソーです。いきなりですが今JCGでは優勝賞金100万円のJCGが行われています。今行われているのはローテーションですがシャドバネクストでの紹介ではこのようになっていました。

f:id:Sopurano09:20190321220327p:plain

さぁみんなで100万円の為に学びましょう。Pickは誰でも上達できるので新しい環境が始まる今が始めどきです。今回も初出が海外のカードはテキストで効果を記していきます。

 

エルフ

 

銀弓の射手 4/3/3(5/5)  シルバー・機械

f:id:Sopurano09:20190322101429p:plain

ファンファーレ:相手フォロワー1体に「自分の場の機械フォロワーの数」の2倍のダメージ。

自身が機械フォロワーであるため最低でも2ダメージを飛ばせることが確定しているフォロワーです。進化を使わずに相手のフォロワーを処理できるフォロワーは非常に優秀でこのカードも優先的に取りたいカードと言えるでしょう。4コストという点も素晴らしく、後攻4ターン目なら「神弓の座天使・リリエル」と同じことが出来ますし先攻でも近年増えた3/3/3への対策として許容されてきた3/3/2のスタッツフォロワーに差し込むことが出来るので活躍するシーンも多くなると思われます。

f:id:Sopurano09:20190323145801p:plain

エルフの4コスト帯は質が高いので対戦する場合は常に意識したいところです。

 

森の隠者 3/2/2(4/4) ブロンズ

f:id:Sopurano09:20190322102421p:plain

ファンファーレ:機械カードをランダムに1枚、自分のデッキから手札に加える。

 機械カード1枚持ってくるというシンプルな効果を持っています。このカードが3コストなので先ほど紹介した「銀弓の射手」を持ってくることで次のターンの動きが確保できるのでテンポのいい動きをサポートしてくれるでしょう。一方で3コストのフォロワーの基準スタッツが2/3と3/3に移行しつつあるのでスタッツの低さが今までの2Pick環境よりもネックになる可能性があるかもしれません。マリガンで残すかどうかは実際にプレイして考えていく必要があるでしょう。

サーチ対象にエルフとカードの種類の縛りがないので、ニュートラルやスペルアミュレットも引っ張ってくることが出来ます。この記事を執筆している段階で発表されているエルフの機械カードはブロンズ1シルバー2ゴールド1となっており、ブロンズのカードの質を考えるとやや少なめといった印象が強いです。サーチ先がないという状況がないようにデッキの内容次第ではニュートラルの機械カードを優先するという考えもPickの段階で持つにしましょう。

ロイヤル

白刃の剣舞 2コストスペル シルバー

f:id:Sopurano09:20190322103255j:plain

 自分の一番攻撃力の高いフォロワーを参照にして攻撃力の回数1ダメージを与えることが出来ます。

攻撃力を参照して相手にダメージを与える同じシルバーのスペル「旋風刃」と比べると

・低コストで打てるため条件であるフォロワーを用意しやすい。

・味方フォロワーを巻き込まない

・エンハンスでダメージを伸ばすことが可能で上昇値が申し分ない

といった差があり「白刃の剣舞」のほうが使いやすいシーンは多いでしょう。ランダム要素が不安なのとフォロワーを必ず盤面に残せる効果がこのカードと相性が良かったであろう「前線の城壁」がPickからなくなってしまったのがこのカードの悲しいところです。

それでも現在のロイヤルは除去スペルは「簒奪の蛇剣」に依存しており色んなクラスに横にフォロワーを並べるカードが増えていることを考えると、このカードが活躍するシーンは多くなるかもしれません。評価を断定することは難しいですが貴重な除去カードということで私は1枚は優先して取りたいカードいう評価にしておきます。実際どうなるか楽しみですね。

 純鉄の英雄・ヨハン 7/3/5(5/7) レジェンド・機械

f:id:Sopurano09:20190322153557j:plain

 エルフフォロワーの「煌刃の戦士・ベイル」と似たコストが下がる効果を持っていますが、こちらは機械フォロワーが破壊された時のみコストが下がる代わりに自身と場に出すフォロワーに突進を付与するため盤面へ即座に干渉することが出来ます。

効果そのものは2Pickで活躍しやすい良い効果ですが、コストダウンと突進付与どちらにも機械フォロワーを要求されるのが厳しいです。そのままのコストで使った場合は5/3/5突進で全体に1ダメージを与えるネメシスフォロワー「エンシェントブレーダー・ダイン」の下位互換なためコストをしっかり下げれる見込みがない時には優先度の低いカードとなってしまうでしょう。

機械カードであり、条件を満たしあえる新カード「トランプルフォートレス」とは相性がいいのですが突進つけたくてこのカードを先に出したことで「トランプルフォートレス」の条件を満たせなくなったということがないように気を付けましょう。

キャノンスマッシャー 2/2/2(4/4)ブロンズ・機械

f:id:Sopurano09:20190322161242p:plain

ファンファーレ:エンハンス4:プロダクトマシーン2体を出す

 2/2/2、エンハンス4で3面展開、機械フォロワーどの要素を取っても強いカードです。ロイヤルブロンズの中ではかなり優先して取りたいカードになるでしょう。

 

強いてあげるなら兵士でも指揮官でもないという点でしょうか。指揮官を対象にした効果は「静かなるメイド・ノーニャ」くらいだったのでこのカードがPickで出なくなることもありそこまででもないかもしれませんが、兵士のほうは「ホワイトジェネラル」「飛空の剣士」「戦場の歌姫・マグノリア」など活かすことが出来ないと極端にパワーが落ちてしまうカードが残っているのでロイヤルのPickは考えることが多くなりそうです。ホワイトジェネラルが提示から消える可能性があるんじゃないかなとちょっと思ってたりします。

このカードの評価にはなりませんがシャドウバースには4コストで2/2-1/1-1/1の形を作れるカードが多く今回の記事にも1枚登場します。

 

 ウィッチ

マジックソードガール 8/4/4(6/6) ブロンズ

f:id:Sopurano09:20190322105103p:plain

アクセラレート1:土の魔片1つを出す

ファンファーレ:ランダムな相手フォロワー2体にそれぞれ3ダメージ。

高コストフォロワーでありながら4/4というやや低めのスタッツになったいますが。進化を絡めて最大3体のフォロワーを倒すことができる効果を持っています。

ハマれば1枚で2枚を処理して有利展開を作れますが、効果の対象が2体に固定されているため相手フォロワーが1体の時にも3ダメージですし3体以上並んで居たときに選択することもできないので活躍する状況が限定的なのがネックと言えるでしょう。

 

8コストというのが元コストとアクセラレートのコスト差が大きいので秘術効果を活かしたいときに即座に土を作りやすいというメリットと考えることもできますが、最も強力な奇襲性の高い動きの一つ9PPで魔片+「眠れる災厄獣」これが出来ないのが悲しいところ。他の要因も含めPickでは避けることが多いカードになると思います。

ドラゴン

 マシンダイバー 4/1/1(3/3) ブロンズ・機械

f:id:Sopurano09:20190322120332p:plain


ファンファーレ:オルカ1体とプロダクトマシーン1体を場に出す

 キャノンスマッシャーのところでも挙げた3面展開が出来る4コストカードになっています。他のクラスと違いドラゴンは2ターン目に「竜の託宣」を打つことで3ターン目にプレイすることができこれ一枚だけで託宣のテンポロスを回収できる非常に強力な動きと言えるでしょう。

またドラゴンには「侮蔑の狂信者」や「侮蔑の嘲笑」、「精霊竜姫」といった1ダメージを与えるカードが多く、マシンダイバーから出てきたフォロワーを利用した有利トレードが行えます。他にもダメージを受けているフォロワーを問答無用で破壊できる「怒れる豪炎のドラゴン」で盤面を一気に破壊できる可能性もあるので現在のドラゴンとマッチしたカードだと思います。

ビショップ

希望の女王・リテュエル 3/3/3(5/5) レジェンド

f:id:Sopurano09:20190322133050p:plain

3/3/3という近代的なスタッツと回復を行うことでドローをすることが出来る効果を持っています。

 

進化することで全体を2回復するため実質1ドローも進化時効果に含まれていると言っていいでしょう。前回の「欠落の聖女・リモニウム」の考察時に述べたことの繰り返しになりますがビショップは進化時効果が強力なものが多く、安易な進化をあまり行いたくないというのが本音です。進化時効果の回復はリテュエル自身が回復できないというのがネックで、例えば攻撃後回復とかであれば高い体力スタッツでリテュエルを残すことが出来たので評価はもっと高かったかもしれません。

このカードの1ドローする効果自体はリソースが大事な2Pickでは悪くないのですが、その条件である「回復」は盤面に直接影響を与えない効果なので優先してデッキに組み込むことが難しいです。

総じてドロー枚数の期待値が低く、Pickする際には3/3/3の効果なしフォロワーくらいの認識になるのではと思います。

 

ここまでご覧いただきありがとうございました。

新弾まであと5日、このシリーズもここからテンポよく上げていく予定ですのでよろしくお願いします。頑張って間に合わせるぞ~!

 

暗黒の召喚士を世界で2番目に沢山投げつけた男のナーフ考察

本日3月22日にシャドウバースの新しい能力変更が行われました。

 

 

この中で2Pickを対象とした能力変更として 暗黒の召喚士が7コストから8コストになりました。

 

 

暗黒の召喚士って何?

f:id:Sopurano09:20190318095940p:plain

これです。簡単に言うと条件難しいけど満たせば7コストで12コスト分の展開が出来るすごいカードなので専用デッキ組んでね。というカードです。通常デッキが40枚で初期手札が3枚、7ターン目までに引けるカードの枚数は先攻は7枚なので40-3-7=30ということで構築では追加で10枚もカードを引かないといけないんですよね。

どのような構築がされていたか気になる方は 『プロリーグ 暗黒の召喚士』で検索してみてください。

ところが2Pickではデッキの枚数が30枚なので何もせずとも7ターン目には20枚以下なっているというわけです。

 

7と8でどう変わるのか?

ウィッチ側と対戦相手側の視点で考えてみましょう。

ウィッチ側

8で召喚士を置くためには7ターン目まである程度盤面を維持しておく必要があります。

f:id:Sopurano09:20190322221539j:plain

いくら召喚士でもこんな盤面を作られていたら活かすことが出来ないでしょう。

今までは6ターン目まで盤面を作ればよく召喚士が置けなくなるほど押されることは殆どありませんでした。なぜなら6ターン目というのは必ずEPが残っているターンで進化権を使い進化ボーナスフォロワーの作った有利を即座に召喚士に繋げるいわゆるパワープレイが出来ました。今後はEP回復を挟まなければこのプレイを行うことが出来なくなります。その為召喚士自体の効果は変わらずこの1ターンを捻出するプレイの駆け引きが生まれるのではないかと私は期待してます。

 

対戦相手側

一般的に強力なカードへの対処法としては3つの方法があります。

  1. 前もってそのカードを強く使わせない形を作る
  2. 出されても体力を削っておいて次に処理しやすい準備をする
  3. 同じコスト帯のパワーカードをぶつけて相殺する

1はよくやるケア方法ですね。攻撃スタッツを4以上にするのがこれです。2はダークデーモンが4/4疾走体力3回復なので不可能ですが、攻撃を誘発して「アサルトプリースト」で崩すという裏技もあります。一応多面展開をすることがこれに当たります。事前準備の要らない対処の3ですが7コストにこのカードと同等のパワーのカードは「聖騎士ヘクター」くらいしかありません。進化まで切って盤面空で返してしまうと2枚目の召喚士に対応も出来ないのでこの3も現実的にはほぼ不可能でした。

f:id:Sopurano09:20190322230748j:plain

今回の変更で、1,2の手段は7コストで準備ができ3の手段では8PP、先攻なら9PPで迎え撃つことが出来ます。そこまで行くとクラスによっては1枚で回答を持つクラスも出てきますし。先述のウィッチ側が安易な進化のみで召喚士まで繋がらなくなったことも加味すると1,2の手段と絡めたテクニカルな処理の幅も広がると思います。

f:id:Sopurano09:20190322231923j:plain

ここまでの話をまとめますと「カードは強いままだがパワーだけで押し込まれることが減りプレイングや駆け引きが生まれやすくなるのでは」ということです

 

そもそもなぜ能力変更されたのか

公式サイトの能力変更の詳細でこのように書かれています

また、3月上旬の全ユーザーの「2Pick」フォーマットでの対戦データを集計したところ、ウィッチクラスの勝率が59.0%と高く、他のクラスの勝率と比べると1強状態でした。そのため、2Pickの勝率に寄与することが多いブロンズレア、シルバーレアの中から、勝率への寄与度が特に高い《暗黒の召喚士》を変更することにいたしました。

先攻時の勝率について、全ユーザーの「2Pick」フォーマットの対戦データでは、全デッキの総計で48.0%でした。

 勝率59%ってどのくらいなのでしょうか?

現在行われているレガシーカップを例にすると「3/1/5 原初の竜使い」がいた原初ドラゴンが56.5%「5コスト トランプナイト招集」や「4/1/3 ダラダラ天使エフェメラ」がいたアグロロイヤルが54.9%グランプリで最も多いニュートラルヴァンパイアは56%だそうです。 

 歴代の最強デッキたちということで集められた面子を上回る勝率が出てしまったんですね。また今回の集計先だと思われるアリーナは同じ勝利数同士が当たりやすいという性質があります。つまり勝てば勝つほど質の高いデッキに当たりやすいはずなのでそのことも加味すると結構すごいことだと感じるのではないでしょうか。

 

ここで一つ疑問が浮かびます。

なぜ勝率が上がったのは3月なのだろうか、と

暗黒の召喚士はBOSで追加されたカードであり暗黒の召喚士が勝率を大きく上げる要因ならばBOSの段階若しくはALT発表時の2月の段階で上がっているのではないでしょうか。残念ながらユーザーの私達に2月の勝率がどのくらいだったか確かめる術はありません

 

f:id:Sopurano09:20190322235710p:image

ですがここに110枚の2月の5勝Pickのデッキリストがありました。

f:id:Sopurano09:20190323000125p:image

本当に偶然ですがラッキーです。ランキング走ってた事がこんな所で活きるとは。これは全て5勝かつ私個人のものなのでクラス別の勝率は分かりませんが、クラス間の格差のようなものは分かるかもしれません。

f:id:Sopurano09:20190323000017p:image

当時纏めたものが上記のものです。PaRのディスコに感想を混みで書いてありました。

 

f:id:Sopurano09:20190323000853j:image

先ほどの内訳をさらに見やすくしたものがこちらです。ロストした画像がPCから見つかったので56回分のデータが揃いました。2月19日とは現在の環境とカードプールが同じになった日、つまりアディショナルが追加された日です。つまりこの日の前まではウィッチとネメシスの5勝回数は同じで、1日→18日までのウィッチの5勝回数を19日→28日までの期間で抜いてしまっていたということがわかりました。(関係はないですがディスコに書いた感想のエルフとロイヤルの部分を数え間違えていたということも発覚しました)

 

私のデータしかないので不十分ですが2月は3月ほどの勝率がなかった可能性はありそうです。一体何が原因なのでしょうか…

f:id:Sopurano09:20190323002307j:plain

 

あとがき

冗談はさておき、今回の修正は人によって思うところはあると思います。私は今日発表された新弾カードで少し気づいたことがありました。エンハンス7のカードが多かったんですよね。ただ強いカードを弱体化したのではなく、そういった色んな使い方のあるカード達を特定のカードで潰さない為にといった配慮があったのかもしれません。

 

今回はここまでとなりますがいかがでしたでしょうか。今回の修正が来期のPickにどのような影響があるか分かりませんが今よりも考えがいのある楽しい環境になると思っているのでこのブログを通して皆さんと一緒に楽しんでいけたらなと思います。

 

PaR2Pick支部のシャドバ新弾カード考察その2

 

こんにちはソーです。名前が短すぎることが原因でRAGEなどで初対面の方に挨拶すると大体伝わらないので一ネタ挟むのが恒例になってきました。私自身人とお話するのが好きなのでRAGEに参加した際は気軽に声掛けてくれると喜びます。

 

この記事はシャドウバース新カードパック「鋼鉄の反逆者」のカードを2Pickでの視点から使い方を考えてみようという内容になっております。前回は3/16に紹介されたレジェンドカード4枚を中心に取り上げたのでお時間があればそちらも一緒に読んでいただけるとより一層楽しめると思います。

sopurano09.hatenablog.com

 

今回も発表された順番とクラス別に考察していこうと思います。全てのカードを魅力的に紹介したいので執筆している段階で既に発表されているカードに触れることもありますがよろしくお願いします。

 ネクロマンサー

カニカルゾンビ 5/2/5(4/7)シルバー・機械

f:id:Sopurano09:20190320140544j:plain

 

機械をゾンビにするというB級映画くらいにしか需要のなさそうなフォロワーですが2Pickではシンプルな作りに必要な機能がしっかり備わっていて職人の腕の高さが伺える1枚になっています。

まず必殺と突進が非常に相性の良い組み合わせです。これにより進化権を行使せず確実にフォロワーを倒すことが出来ます。更に必殺フォロワーにとっては必要性が薄い攻撃スタッツを体力に回しているので盤面に残りやすく相手にプレッシャーをかけることが出来ます。

またコストが5で機械フォロワーというのもネクロにとってはメリットでこれは「冥河の渡し守・カローン」のサーチや「紫紺の抵抗者・エンネア」から手に入るスペル「つかの間の幸福」の対象先になっており様々なカードのPickの受けを広げてくれます

f:id:Sopurano09:20190320144324p:plain

コスト5のネクロマンサーフォロワーを手札に加えるカローン

f:id:Sopurano09:20190319231117j:plain

機械フォロワーをデッキから4体出すことで最大値を発揮するつかの間の幸福

このような特定のカードとのコンボに加え、リアニメイトはファンファーレ効果が発動しないので疾走や守護といった元々ついている効果持ちが最も活躍しやすい上にアニメイトを持つカードの大半は6~8コストが中心なため、自然流れでリアニメイトの対象にしやすいという利点もあります。特定のコンボに特化することが難しい2Pickではとてもありがたいことなので恐らくPick優先度は上のほうになるではないでしょうか。

 

ボーンドローン 4/3/3(5/5) ブロンズ・機械

f:id:Sopurano09:20190320150440j:plain

f:id:Sopurano09:20190320150523j:plain

ファンファーレ効果とラストワード効果に「プロダクトマシーン」を場に出す効果が備わっており次のターンまでフォロワーを残しやすいカードとなっています。プロダクトマシーンは1/1/1の効果のないフォロワーですが、タイプに機械を持っているので機械神のアクセラレート効果の発動に貢献してくれます。

場にフォロワーを残しやすいカードというのは2Pickにおいて優秀で、残ったフォロワーをそのまま次の盤面の取り合いに活用出来ます。特にネクロの場合5ターン目にフォロワーを残すことが出来れば「冥界の番犬ケルベロス」や「オシリス」の効果をより活かすことができるなど墓場を増やす以外の利用方法も多岐に亘るためこのカードもクラスに恵まれた優先したいカードと言えるでしょう。

 細かい話ですがトークンである「プロダクトマシーン」はクラスニュートラとなっています。2Pickで猛威を振るったニュートラルキラーの「ホーリーエンジェル・アルテア」は存在していないため普段はあまり気になりませんがコキュートスカードの「地壊」の破壊に引っかからないことはニュートラルカードの特徴の補足として覚えておくと1点に泣くことが減るでしょう。

f:id:Sopurano09:20190321110610p:plain

「新たな君に!」と言いながら自分に都合のいい改造を施す極悪天使アルテア

f:id:Sopurano09:20190321110959p:plain

地壊はニュートラルフォロワーは破壊しません

 

ソウル・コア 3コストアミュレット・機械

f:id:Sopurano09:20190320150847j:plain

このカードが場にある状態でフォロワーを進化させた時に墓場を+10して消滅する効果を持ちます。またエンハンス7でEPを1回復する効果も持ちますが、4コストでEPを回復しつつ3/3守護を立てることのできる「才能の開花」と比較すると実用性はほとんどないと言えるのでこのカードをPickするならば前半の効果に期待することになります。

 

このカード自体に盤面やハンドに影響を与える効果は持っていないためこのカードの評価はカードプールのネクロマンスカード次第ということになります。

f:id:Sopurano09:20190321114833j:plain

上記の画像から「ルーキーネクロマンサー」を除いて「怪物の少女フラン」を加えたカードが新弾まで残っているネクロマンス持ちのカードになります。これらのカードがネクロマンスを大量に使うことのないカードが殆どであり、今のところ盤面を失ってまで使いたいカードとは言えないため出来るだけ取りたくないカードと言えるでしょう。「ビックソウルハンター」が居なくなったことも痛い点です。

 

ネクロマンスカードとは別に墓場の枚数を参照にリアニメイトを行う「昏く淀む者・タルタロス」のトークンフォロワーがいますが、こちらは新カードであるハザードネクロマンサーの項で実際のゲームの流れと共に考察する予定です。(更新次第リンクを貼ります)

f:id:Sopurano09:20190321120019p:plain

 

○○コアシリーズは他のクラスでも出るようなので今のうちから全てのクラスのコアシリーズの効果を予想してみるのも楽しいかもしれません。ですが既にコアが存在してるクラスには配らないというパターンももしかしたらあるかも…

f:id:Sopurano09:20190320151215p:plain

次のカードは初出が海外版のテキストな為画像なしになりますがご了承ください。 

 

ビショップ

 

詠唱:誓いの炎 4コストアミュレット ブロンズ

 

カウントダウン 2 ファンファーレ ホーリーフレイムタイガー1体を出す。

ラストワード: ランダムな相手フォロワー1体に2ダメージ。

 

ファンファーレで4/4のホーリーフレイムタイガーを出し2ターン後にランダムな相手フォロワーに2ダメージ与えるので4コストのカードとしてはまずまずの性能と言えます。例えば4誓いの炎→5古の聖域と繋げることが出来ればただでさえ取りにくいバロンに対し更に制限を掛けることができます。5/3/7守護という高い体力を持つエルフフォロワー「獣戦士・セタス」でさえも盤面に残らないので後述する「欠落の聖女リモニウム」へ確実に繋げる事ができるでしょう。

誓い×聖域×リモニウム=ヘブンリーイージスという通称リモニウムの法則と呼ばれる公式です。新年度1回目のJCG試験で出るので覚えておきましょう。

f:id:Sopurano09:20190321204754j:image

一方で炎の誓いそのものは後半になるにつれて使いにくくなるという詠唱系アミュレット特有の弱点を持っています。ラストワード効果もフォロワーを並べられると弱いのでPickする枚数は多くても2枚程度に抑えたいカードです。

 

セイント・コア 3コストアミュレット シルバー

f:id:Sopurano09:20190321194232j:plain

 

コアシリーズのビショップ版です。エンハンス7でEPを回復する共通効果と進化したときに攻撃力最大のフォロワーを消滅させる効果を持っています。

ネクロマンサーの「ソウル・コア」と違い直接相手の盤面に干渉できる効果で効果の矛先が事前に決まっているので選択不可の潜伏フォロワーも消滅させることができるのは神罰が提示カードから消えるタイミングと相まって除去の豊富なビショップが帰ってきたといったところでしょうか。カード発表の際の木村Pの言う通りPickでは強力なカードと言えるでしょう。

盤面に置いておくだけで相手をけん制することが出来たりEP回復しながら天罰の神父と組み合わせて2面処理したりと使い道の広いカードなので新弾発表後もブログにしていこうと思います。

 

 

 欠落の聖女・リモニウム 4/4/3(6/5) レジェンド・機械

f:id:Sopurano09:20190321144354j:plain



進化することで自分機械フォロワーが破壊される度に「リモニウムの救済」加えるリーダー効果を付与します。またエンハンス6でEPを消費せずに進化が出来るので進化時効果をどのタイミングでも使用出来るのは嬉しいところ。

ビショップは進化時効果の強力なフォロワーが他にも多くおり、それらのフォロワーと競合しない点も含めこのカードは優先的にPickしたいカードになるでしょう。

 

リモニウムの救済

f:id:Sopurano09:20190321144420j:plain

ビショップフォロワーか機械フォロワーのコストを-1します。リモニウムの救済のコストが0であるため使い勝手が非常によく、コストを下げることのできる範囲も広いためイージスを加える効果を抜きにしても様々な使い方ができるでしょう。

使い方の一例

・本来使うことのできないPPで大型フォロワーをプレイする

(6リモニウム進化→7輝く熾天使ラピス)

・くっつきの悪いカード同士を同一ターンに出せるようにする

(安息の使徒+進化の導き手レイナ)

 

このカードは4枚プレイした状態でプレイをすると「ヘヴンリーイージス」を加えることができます。

f:id:Sopurano09:20190321192621p:plain

イージス自体は非常に強い効果なのですが、このカードが手札に入ってるということは「リモニウムの救済」を5枚使っているということであり更に言い換えると-5コストも踏み倒している事になるのでそれならイージスがなくとも大体有利な展開が作れているのではないのでしょうか。もし機械フォロワーを大量に展開できて8,9ターン目にプレイできるようになるのであればロングゲームをクラスの中で最強に位置することになるでしょう。

 

今回はここまでになりますここまで見ていただきありがとうございました。新カードが発表される度に使い方を考えてワクワクしちゃいますね。

ただ毎日10枚近く発表されているので追い付くためにも次からはもう少し巻いていこうと思います。

PaR2Pick支部のシャドバ新弾カード考察その1

f:id:Sopurano09:20190320021013p:plain

はじめましてソーというものです。アマチュアチームのPaRでシャドウバースを楽しんでいます。特に2Pickが一番好きです。

今回は3/16に遂に発表されたシャドウバース新弾『鋼鉄の反逆者』(略称はSoR?)のカードを2Pickフォーマットの視点から評価していこうと思います。初めてのブログで見にくいかもしれませんが少しずつ覚えていこうと思うのでアドバイスや改善点などコメントやツイッターのほうで教えてもらえたら嬉しいです。

 

 

 

新タイプ:機械について

新弾でタイプ:機械が登場します。これはマナリアやアーティファクトと同じで特定のカードで恩恵を受けることができる分類のようなものです。構築ではデッキの名称に使われることが多いくらいデッキの核になるものです。

f:id:Sopurano09:20190317175000p:plain

タイプ:マナリアのカードをプレイするとコストが下がるアン

f:id:Sopurano09:20190317175005p:plain

デッキにあるタイプ:アーティファクトのフォロワーを場に出すティル

基本的にこのようなタイプを持ったカードは初登場したパックのPick環境ではそのタイプを活かせないことが多いです。理由としては主に2つ

・1つのパックで収録されるタイプカードの種類が限られている(少ない)

・タイプの軸となるカードのレアリティが金虹にであることが多くPickでは安定して狙うことができない

そのためいつもの事前評価ではタイプ関係なく効果が優秀なカード(例:マナリアの竜術士)のみを評価していました。しかし今回のパックではストーリーと密接に関わっておりタイプ:機械が全クラスとフォロワースペルアミュレットの全てに存在しているため、収録カードほぼ全部が機械みたいな可能性もあるので今回ははっきりと強い弱いと言わずにもし機械カードが多く追加されたらこんな使い方が出来るんじゃないかという運用法を想像しながら考察していこうと思います。

 

 

ニュートラ

機械神 8/5/5(7/7)レジェンド・機械

f:id:Sopurano09:20190317000605j:plain

8コスト5/5でこのバトル中自分が破壊されたコスト最大の機械フォロワーを場に出す効果を持っています。またアクセラレート3で破壊された自分機械フォロワーの数だけランダムに1点を相手フォロワーに与える効果も持っており、ファンファーレ効果は機械フォロワーの質をアクセラレート効果は機械フォロワーの数を重視したデザインとなっています。

一見大型でありながら低コストスペル運用のできる器用なカードに見えますが、アクセラ効果は機械フォロワーが破壊されていなければ0点で機械フォロワーが複数体破壊されているのは8PP付近の後半戦であることが殆どでしょう。破壊されているフォロワーが多ければその中に復活させたいカードが混じっていることも想定できるためこのカードの真相は8PPでアクセラレートとファンファーレどちらの効果を使うのが最適かの判断を迫られる非常に難しいカードだと私は考えています。

ファンファーレ効果は最速で使うことを考えると7コス以下の機械フォロワーの復活ですが復活したフォロワーのファンファーレ効果はもちろん起動しないため何も考えずに使うと7コスト6/6で準備もなしに6コストのフォロワーを横に出すウィッチのシルバーレアのあの人の劣化になります

f:id:Sopurano09:20190318095940p:plain

4/4疾走体力3回復か効果で破壊されない5/5守護を出せる暗黒の召喚士

その為機械神を一番使えるのはネクロになりそうではないでしょうか。葬送で8コスト以上の機械フォロワーを破壊して出すことができますし(現状発表されていないので今後の発表待ちですが)後述する「メカニカルゾンビ」、「紫紺の抵抗者・エンネア」などは自身の効果を活かすことが出来るので非常に相性がいいです。特にエンネアは5/5・3/3・2/2守護(特殊耐久持ち)の非常に強力な盤面が作れるのでPickの段階で狙う価値は十分にあるコンボでしょう。メカタルタロスが来たら最高ですけどね

他のクラスではPP加速で早期召喚を狙いながら展開次第では足りない除去をアクセラで補うことが出来るドラゴンや機械フォロワーを横展開して新カードの効果を狙っていくカードプールになりそうなヴァンパイアでは使用しやすいと思います。いずれにしても今後の機械カード次第にはなるので面白いカードが来たら別記事で取り上げて行く予定です。

 

メカゴブリン 2/2/2(4/4)ブロンズ・機械

f:id:Sopurano09:20190318111504j:plain

 

f:id:Sopurano09:20190318111628j:plain

2コストフォロワーの標準的なスタッツ2/2/2とタイプ:機械を持ち自分リーダーかフォロワーを選んで1回復できる1コストスペル「リペアモード」をラストワードで手札に加えます。機械フォロワーを対象にした場合は1回復ではなく3回復になります。

ユニコ、ハッピーピッグと続く回復持ち2コストニュートラルフォロワーの新顔です。

過去の2枚と比べると回復量と回復にコストがかかる点で劣っていますがメカゴブリンは回復を使用するタイミングと打ち先を自由に決めれるため柔軟性はこちらが大きく勝っていると言えるでしょう。更にリペアモードをちょっと回りくどく解釈すると『機械カードのプレイ枚数を1増やしスペルブーストを1回、墓場を+1する』と書いてあるのでクラスによっては更に強く使える可能性も秘めている結構いぶし銀なカードだったりします。逆に相手がリペアモードを中々使ってこない場合は「そういうカード」を持っているんだなと手札を読むことも出来ます。このあたりの駆け引きがPickの面白いところですね。

余談ですが3ヵ月ぶりのPick提示におけるニュートラル枠のラストワード持ちのカードがこのメカゴブリンです。(ニュートラルに広げるとレジェンドの月と太陽がありますが)これによりどのクラスにも簒奪の絶傑・オクトリスの効果を活かしやすくなりますね。

f:id:Sopurano09:20190318122325p:plain

相手フォロワーのラストワード効果を失わせ自分のラストワードとして奪うオクトリス

 

 

ウィッチ

蒼の反逆者・テトラ 4/3/4(5/6)レジェンド・機械

f:id:Sopurano09:20190318222640j:plain

f:id:Sopurano09:20190318222658j:plain

 

4/3/4という4コストフォロワーの標準的なスタッツをもちファンファーレ効果で前述の「リペアモード」を加え、進化時効果では相手のリーダーかフォロワーを選んで2ダメージを与える1コスト機械スペル「ソニック・フォー」を手札に加えます。

攻撃時に1PPを回復する効果を進化前後共に持っているため進化ターンにソニック・フォーを使ってフォロワーを2体同時に処理できるグレアやエレノアと似た役割を持つカードになります。

f:id:Sopurano09:20190319110304p:plain

タイプ:マナリアで1コスト3ダメージと3コスト5ダメージランダムをチョイスできるグレア

f:id:Sopurano09:20190319110551p:plain

スペルブーストと相性のいい効果を持ちダメージが増加するスペルを加えるエレノア

これらの3枚の優先度がどうなるかは実際に使ってみないと判断できない微妙なところですが、テトラがグレアエレノアと比べて優れている部分はいくつかあります

・進化後スタッツと2種類のスペルによりあらゆる状況への対応力が高い

進化時効果を持っているにも関わらずテトラは進化後スタッツが5/6と高く、ALT環境で対峙することの多かった5/5スタッツのフォロワーを上から取ることができます。相手の盤面にフォロワーが1体のみの場合自身にリペアモードを使えばソニック・フォーを温存しつつ、後攻4ターン目ならば5/6で残すことも容易です。これは最も対面に多いであろうクラスウィッチが進化の振りたいフォロワーであるエレノアグレアパスカルの進化を許さないスタッツであり、5/4/5フォロワーの進化上取りに対してもソニック・フォー1枚で取れるため非常に強力な動きと言えるでしょう。

・PPを回復する常設効果を備えている

盤面に出た後は他の能力は持っていないエレノアグレアに対しテトラは攻撃時に1PP回復効果を持っています。テトラを盤面に残してしまうと毎ターンこちらより1PP多い行動をしてくるので実質「竜の託宣」を打たれてるような状態が発生してしまいます。

f:id:Sopurano09:20190319183230p:plain

リペアモードをテトラに使用していた場合は簡単には取れない体力になってるので取りにくいうえにすぐ取らなければならない厄介なフォロワーになるのは先述の2枚にはない長所と言えます。

ソニック・フォーにリーダー付与効果がついている

テトラの進化時効果で加わるソニック・フォーは機械カードを4枚以降プレイしたターンの終了時にソニック・フォーを手札に加えるリーダー付与効果を持っています。テトラは進化をすることで3枚の機械カードをプレイすることができるのでテトラプレイ前にリペアモードが1枚あれば6PP時にテトラ進化ソニックフォーリペアモード×2と使うことで新たに一枚ソニックフォーを手札に加えることができます。この加えたソニック・フォーをまた次のソニック・フォーへのトリガーにすることも可能なので、2~4ターン目にメカゴブリンをプレイ出来た際は選択肢に入れておくといいでしょう。

 

 

ヴァンパイア

真紅の抗戦者・モノ 2/2/2(6/6)レジェンド・機械

f:id:Sopurano09:20190319184547j:plain

f:id:Sopurano09:20190319220308j:plain

 

通常の手段での進化ができない代わりに進化後の性能が6/6疾走守護という今までない大きな変化をするフォロワーです。このカードの進化は機械フォロワーを7体以上破壊していた場合に自身のファンファーレ効果で入手できるスペル「ファースト・ワン」で行うことになります

ここまで紹介してきたカードと違い過去に類似したカードが存在しないモノはやや評価をしにくいカードとなっていますが私はとても強いと思っています。

その理由はヴァンパイアの主な勝ち筋が疾走に強く関係しているところにあります。

現在のヴァンパイアのカードプールは低コストに攻撃スタッツが大きなカードやフォレストバットや毒蛇といった低コストフォロワーを複数並べるカードが充実している一方で、リーダーを回復する手段が自傷カードに対して著しく不足しており大型フォロワーも他クラスに比べるとやや落ちる傾向にあります。

f:id:Sopurano09:20190319223640j:plain

f:id:Sopurano09:20190319223710j:plain

ALT期2Pickにおける回復に関連するカード。加えて姦淫の翼とミルナードがドレインを持つ


それ故に盤面のトレードをし続け長期戦をするところに勝ち筋はなく横展開やバフを活用して疾走で削り切るのがメインプランであり、10PPで6点疾走のプルソンが高い優先度でPickされているほどです。ならば7PPで6点疾走になれるモノは新しいフィニッシャーの1枚と言えるのではないでしょうか。

もちろんこれは条件さえ満たすことができればの話です。条件の満たし方に関しては今後の収録カード次第としか言えないので新情報を楽しみにしましょう。

f:id:Sopurano09:20190319225022p:plain

一つ気になっているのはモノはレイナの効果で進化をすることができるのか、という問題です。私は恐らく進化できないんじゃないかと思っていて理由はレイナの効果は「EPを消費しないで進化ができる」効果であり「進化させる」効果ではないからです。こちらも公式からのQ&Aがその内出ると思うので期待して待ちましょう。

f:id:Sopurano09:20190319230209p:plain

恐らくこの光る玉を触れてする進化は一切できないんじゃないかなと

 

ネクロマンサー


紫紺の抵抗者・エンネア 6/3/3(5/5)レジェンド・機械

f:id:Sopurano09:20190319230438j:plain

 

6/3/3という6コストフォロワーにしては物足りないスタッツのフォロワーですがファンファーレ効果でフォロワー「マンマル1号」を場に出し、ターン終了時に「つかの間の休息」を手札に加えます。エンネアは次ターン以降も効果が発動するため生存し続けるだけでアドバンテージ(有利)を拡げてくれるカードです。

マンマル1号

f:id:Sopurano09:20190319231340j:plain



マンマル1号は2/2の守護フォロワーですが2以上のダメージを1にする効果を持ってるためで突破に一手間かかります。またマンマル1号のみ倒してもエンネアが再びマンマル1号を出すので相手にとって処理の優先度はエンネア>マンマル1号(守護)になりやすいので相手の攻勢を止める能力はとても高いと言えるでしょう。

これだけ見るととても強いカードに見えますがこのカードは突破されにくい一方自身のスタッツの低さゆえに相手の盤面の突破もしにくいカードとなっています。マンマル1号は進化しても3/3までにしかならないのでネクロとの対戦では6PP前に5/4のフォロワーを作るとエンネアでは綺麗に取ることが出来ないので覚えておくといいかもしれません。繰り返しになりますがマンマル1号はターン終了時に場にいなければエンネアが新たに場に出してくれるのでソウルコンバージョンなどのカードとは非常に相性がいいです。積極的に狙っていきましょう。

 

つかの間の幸福

f:id:Sopurano09:20190319231117j:plain

 

次のターン開始時までリーダーへの6以上のダメージを5にすることができます。ゴールドレジェンドレアの提示枚数が増えた事でエズディア即死コンボやアンの大魔法メイシアなどのジャイアントパンチを受ける機会は増加しましたが、ダメージを抑えてもその後解決策を講じなければそのまま負けてしまうのでこのカードの本命はエンハンス9での効果になるでしょう。

類似カードであるネメシスクラスのティルと比べるとAFはデッキに加える手間の分同コスト帯のカードより性能が高く設定されている分こちらから出てくるカードはやや物足りなさを感じる事が多くなると思われます。それでも4体のフォロワー出す事が出来れば強力な勝ち筋になることは間違いないのでエンネアをPickする前でも機械フォロワーをある程度取っておくと受けの広いPickになるでしょう

 

ここまでで5400文字になってしまったので今回はここまでにします。1日に紹介される新カードがとても多いですね。このペースだと間に合わない気がするので次回以降もう少しコンパクトな内容にしようと思います。これを読んでPickに興味をもってくれるかたが増えてくれたら嬉しいです。次回もよろしくお願いします。