PaR2Pick支部のシャドバ新弾カード考察その3
こんにちはソーです。いきなりですが今JCGでは優勝賞金100万円のJCGが行われています。今行われているのはローテーションですがシャドバネクストでの紹介ではこのようになっていました。
さぁみんなで100万円の為に学びましょう。Pickは誰でも上達できるので新しい環境が始まる今が始めどきです。今回も初出が海外のカードはテキストで効果を記していきます。
エルフ
銀弓の射手 4/3/3(5/5) シルバー・機械
ファンファーレ:相手フォロワー1体に「自分の場の機械フォロワーの数」の2倍のダメージ。
自身が機械フォロワーであるため最低でも2ダメージを飛ばせることが確定しているフォロワーです。進化を使わずに相手のフォロワーを処理できるフォロワーは非常に優秀でこのカードも優先的に取りたいカードと言えるでしょう。4コストという点も素晴らしく、後攻4ターン目なら「神弓の座天使・リリエル」と同じことが出来ますし先攻でも近年増えた3/3/3への対策として許容されてきた3/3/2のスタッツフォロワーに差し込むことが出来るので活躍するシーンも多くなると思われます。
エルフの4コスト帯は質が高いので対戦する場合は常に意識したいところです。
森の隠者 3/2/2(4/4) ブロンズ
ファンファーレ:機械カードをランダムに1枚、自分のデッキから手札に加える。
機械カード1枚持ってくるというシンプルな効果を持っています。このカードが3コストなので先ほど紹介した「銀弓の射手」を持ってくることで次のターンの動きが確保できるのでテンポのいい動きをサポートしてくれるでしょう。一方で3コストのフォロワーの基準スタッツが2/3と3/3に移行しつつあるのでスタッツの低さが今までの2Pick環境よりもネックになる可能性があるかもしれません。マリガンで残すかどうかは実際にプレイして考えていく必要があるでしょう。
サーチ対象にエルフとカードの種類の縛りがないので、ニュートラルやスペルアミュレットも引っ張ってくることが出来ます。この記事を執筆している段階で発表されているエルフの機械カードはブロンズ1シルバー2ゴールド1となっており、ブロンズのカードの質を考えるとやや少なめといった印象が強いです。サーチ先がないという状況がないようにデッキの内容次第ではニュートラルの機械カードを優先するという考えもPickの段階で持つにしましょう。
ロイヤル
白刃の剣舞 2コストスペル シルバー
自分の一番攻撃力の高いフォロワーを参照にして攻撃力の回数1ダメージを与えることが出来ます。
攻撃力を参照して相手にダメージを与える同じシルバーのスペル「旋風刃」と比べると
・低コストで打てるため条件であるフォロワーを用意しやすい。
・味方フォロワーを巻き込まない
・エンハンスでダメージを伸ばすことが可能で上昇値が申し分ない
といった差があり「白刃の剣舞」のほうが使いやすいシーンは多いでしょう。ランダム要素が不安なのとフォロワーを必ず盤面に残せる効果がこのカードと相性が良かったであろう「前線の城壁」がPickからなくなってしまったのがこのカードの悲しいところです。
それでも現在のロイヤルは除去スペルは「簒奪の蛇剣」に依存しており色んなクラスに横にフォロワーを並べるカードが増えていることを考えると、このカードが活躍するシーンは多くなるかもしれません。評価を断定することは難しいですが貴重な除去カードということで私は1枚は優先して取りたいカードいう評価にしておきます。実際どうなるか楽しみですね。
純鉄の英雄・ヨハン 7/3/5(5/7) レジェンド・機械
エルフフォロワーの「煌刃の戦士・ベイル」と似たコストが下がる効果を持っていますが、こちらは機械フォロワーが破壊された時のみコストが下がる代わりに自身と場に出すフォロワーに突進を付与するため盤面へ即座に干渉することが出来ます。
効果そのものは2Pickで活躍しやすい良い効果ですが、コストダウンと突進付与どちらにも機械フォロワーを要求されるのが厳しいです。そのままのコストで使った場合は5/3/5突進で全体に1ダメージを与えるネメシスフォロワー「エンシェントブレーダー・ダイン」の下位互換なためコストをしっかり下げれる見込みがない時には優先度の低いカードとなってしまうでしょう。
機械カードであり、条件を満たしあえる新カード「トランプルフォートレス」とは相性がいいのですが突進つけたくてこのカードを先に出したことで「トランプルフォートレス」の条件を満たせなくなったということがないように気を付けましょう。
キャノンスマッシャー 2/2/2(4/4)ブロンズ・機械
ファンファーレ:エンハンス4:プロダクトマシーン2体を出す
2/2/2、エンハンス4で3面展開、機械フォロワーどの要素を取っても強いカードです。ロイヤルブロンズの中ではかなり優先して取りたいカードになるでしょう。
強いてあげるなら兵士でも指揮官でもないという点でしょうか。指揮官を対象にした効果は「静かなるメイド・ノーニャ」くらいだったのでこのカードがPickで出なくなることもありそこまででもないかもしれませんが、兵士のほうは「ホワイトジェネラル」「飛空の剣士」「戦場の歌姫・マグノリア」など活かすことが出来ないと極端にパワーが落ちてしまうカードが残っているのでロイヤルのPickは考えることが多くなりそうです。ホワイトジェネラルが提示から消える可能性があるんじゃないかなとちょっと思ってたりします。
このカードの評価にはなりませんがシャドウバースには4コストで2/2-1/1-1/1の形を作れるカードが多く今回の記事にも1枚登場します。
ウィッチ
マジックソードガール 8/4/4(6/6) ブロンズ
アクセラレート1:土の魔片1つを出す
ファンファーレ:ランダムな相手フォロワー2体にそれぞれ3ダメージ。
高コストフォロワーでありながら4/4というやや低めのスタッツになったいますが。進化を絡めて最大3体のフォロワーを倒すことができる効果を持っています。
ハマれば1枚で2枚を処理して有利展開を作れますが、効果の対象が2体に固定されているため相手フォロワーが1体の時にも3ダメージですし3体以上並んで居たときに選択することもできないので活躍する状況が限定的なのがネックと言えるでしょう。
8コストというのが元コストとアクセラレートのコスト差が大きいので秘術効果を活かしたいときに即座に土を作りやすいというメリットと考えることもできますが、最も強力な奇襲性の高い動きの一つ9PPで魔片+「眠れる災厄獣」これが出来ないのが悲しいところ。他の要因も含めPickでは避けることが多いカードになると思います。
ドラゴン
マシンダイバー 4/1/1(3/3) ブロンズ・機械
ファンファーレ:オルカ1体とプロダクトマシーン1体を場に出す
キャノンスマッシャーのところでも挙げた3面展開が出来る4コストカードになっています。他のクラスと違いドラゴンは2ターン目に「竜の託宣」を打つことで3ターン目にプレイすることができこれ一枚だけで託宣のテンポロスを回収できる非常に強力な動きと言えるでしょう。
またドラゴンには「侮蔑の狂信者」や「侮蔑の嘲笑」、「精霊竜姫」といった1ダメージを与えるカードが多く、マシンダイバーから出てきたフォロワーを利用した有利トレードが行えます。他にもダメージを受けているフォロワーを問答無用で破壊できる「怒れる豪炎のドラゴン」で盤面を一気に破壊できる可能性もあるので現在のドラゴンとマッチしたカードだと思います。
ビショップ
希望の女王・リテュエル 3/3/3(5/5) レジェンド
3/3/3という近代的なスタッツと回復を行うことでドローをすることが出来る効果を持っています。
進化することで全体を2回復するため実質1ドローも進化時効果に含まれていると言っていいでしょう。前回の「欠落の聖女・リモニウム」の考察時に述べたことの繰り返しになりますがビショップは進化時効果が強力なものが多く、安易な進化をあまり行いたくないというのが本音です。進化時効果の回復はリテュエル自身が回復できないというのがネックで、例えば攻撃後回復とかであれば高い体力スタッツでリテュエルを残すことが出来たので評価はもっと高かったかもしれません。
このカードの1ドローする効果自体はリソースが大事な2Pickでは悪くないのですが、その条件である「回復」は盤面に直接影響を与えない効果なので優先してデッキに組み込むことが難しいです。
総じてドロー枚数の期待値が低く、Pickする際には3/3/3の効果なしフォロワーくらいの認識になるのではと思います。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
新弾まであと5日、このシリーズもここからテンポよく上げていく予定ですのでよろしくお願いします。頑張って間に合わせるぞ~!